3月26日、滋賀レイクスターズとサンロッカーズ渋谷の試合を見に行きました。
これまでバスケに興味が無いわれわれでしたが、最近スラムダンクを初めて読んだことをきっかけに、一度試合を生で見てみたいと思い立ったのです。
チケットは幸運なことに、とある抽選会で当選した招待枠で観戦できました。
この記事では現地の様子から、バスケ初心者が初めてプロの試合を観戦した感想などをお伝えします!
会場までの道のり
試合会場は滋賀県大津市にある「滋賀ダイハツアリーナ」。
JR琵琶湖線「瀬田駅」もしくは「南草津駅」からシャトルバスが出ていました!
わたしたちは「瀬田駅」で降り、そこからバスを利用することに。
正直、われわれが考えていた以上の盛り上がり。
地元の滋賀県で、こんなにも熱くなっているスポーツがあることを今まで知りませんでした…
滋賀ダイハツアリーナに到着!
瀬田駅から10分程度バスに揺られていると、目的地である滋賀ダイハツアリーナに到着しました。
当日はあいにくの天気。
晴れていればもっと沢山の人が出店の料理を楽しんでいたかもしれません。
それでも、結構な人数がお店に並んでいました。
入場には簡単な手荷物検査がありましたが、並ぶこと無くスムーズに入れました。
試合開始の2時間程度前に着くのがベストという情報から、1時間半くらい前に入場しました!
ワクワク感に満ち溢れた会場
とりあえず、席を確認しようと中に入ると圧巻でした。
両チームがウォーミングアップをしている中、上部のモニターでは色々な映像が流れています。
まだ何もしていないのですが、コートからは謎の迫力を感じます。
この感覚、初めて野球観戦に行った時を思い出しました!
われわれは下段赤枠の、「バック指定席」という場所からの観戦になりました。
今回利用したシートはメッシュ生地の折りたたみ式で、座り心地は良好でした。
横にはドリンクホルダーもあり、飲食しながらの観戦が可能のようです。
価格が低く設定されている上段のシートは、メッシュではない硬めのシートになっていました。
それでも、特に問題なく観戦することはできそうです。
試合前の時間も十分に楽しめます
正直、試合開始の2時間前に着いても暇じゃないのかと思ってましたが、全然そんなことはありませんでした!
確かに、試合直前に着くよりも少し早めにきて、グッズを見たり飲食しながら待っていれば、意外とすぐに時間が過ぎていきます。
選手の練習も見ることができたりと、われわれにとって新鮮な体験で満ち溢れていました。
非常にありがたかったのが、100円が後で戻ってくるタイプの無料ロッカーがあったこと。
まだコートが必要な時期でしたので、観戦中にどうしても邪魔になってしまいますが、手軽に預けられて助かりました。
しかも、下段には小さめのキャリーケースが収納できるタイプもあります。
遠方からの観戦者を想定しているのかもしれませんが、非常に素晴らしい配慮だと感じました。
ユニフォームからキーホルダーまで多種多様なグッズが揃っていました。
会場内にはアルコールから軽食までの販売があり、応援席だけではなく色々な場所に点在しているテーブルで食事を楽しめるようでした。
この辺りの雰囲気は野球観戦と似ていますね。
しかし、試合中に会場を歩くビールの売り子はいませんでした。(野球特有なのかな?)
試合開始後は想像以上の演出だらけ
滋賀県ということで、「近江牛のばってら寿司」を観戦前に楽しみました。
近江牛の精肉店が販売されており、かなり美味しかったです!
練習風景を見ながら食べるのも新鮮な体験だったね!
完全に滋賀レイクスターズ一色の場内。
われわれがこれまで行ったことのある野球観戦の場合、ここまでホームチームだけに偏った演出になっている印象はなく非常に新鮮でした。
サッカーなどでもこういう雰囲気なのでしょうか。
大々的に登場するホームチームの滋賀レイクスターズ。
選手紹介も一人ひとり丁寧に行われ、会場も湧いていました。
アウェー戦となるサンロッカーズ渋谷は非常に簡単な入場。
選手紹介もサラッと終わり、本当にアウェーでの試合という感じが伝わります。
上部モニターでは前日行われた同カードの試合を振り返っていました。
前日の試合でも滋賀レイクスターズが勝利していたこともあり、全体的にイケイケムード。
MVP選手のプレイを振り返り会場は湧いています。
最後のウォーミングアップ中、常に会場を盛り上げ続けるチアの方々。
試合を待つ間、常に何かしらの演出が立て続けに行われており、本当にエンターテイメントとして楽しませてくれます。
エンタメの本場、アメリカ発祥だからなのかな?と思ったりもしました。
単純に試合観戦以外での楽しみが多くて驚いたよね。
何かのパーティー会場のようなド派手な演出
試合開始前でもこんなに盛り上がって、ハイクオリティな演出が行われていましたが、その直後これまでの全てを上回る事態に。
試合開始の5分前にトイレから戻ってきた瞬間、クラブかパーティー会場のような照明に。
光がすごい!
会場全体にモヤが掛かっていましたが、このライトをキレイに映すためらしいです!
音楽も大音量で流れていて、本当にびっくりしました。
バスケを見に来たはずがとんでもない演出を体験!
完全にショータイム。
試合が始まる前にも関わらず、大勝利したような雰囲気!
応援する側の気持ちも、選手の士気も高まってきます!
セグウェイのような乗り物に乗り旗を振るチームと、中心で踊るチームに分かれて会場を盛り上げるチアたち。
す、凄すぎる…会場全体でホームチームを全力応援している感じ…
演出がすごくて、感動して少し泣きそうになったよ。
スタメン選手?の紹介で会場は爆湧き!
もう、「絶対勝つしか無い」雰囲気になっています。
スポンサー紹介も、チアの方々が本当に鮮やかな動きでされていきます。
ディズニーランドに匹敵するような、「来た人を楽しませる」という意識が伝わってきました。
いざ試合スタート!
ここまで見て、正直かなり満足しており…
半分、バスケ観戦に来ていることを忘れかけていました。
それでもいざ試合が始まると、選手たちの一つ一つのプレイに一気に引き込まれます。
マジでスラムダンク!!というか、あの映画の再現度の高さをプロの試合を見て実感…
当たり前ですが選手の全員が大きく、バスケットボールが小さく見えます。
ジャンプ時の滞空時間が本当に長くて、YouTubeとかの映像では感じられない雰囲気がありました。
これはぜひ、現地に足を運んで実感してほしいです。
1分を切ると0.1単位で時間が進む感じ、緊張感ありました。
ハーフタイムショーはダンス教室の発表の場!
試合途中、20分間のハーフタイムショーでは地元のダンスクラブの子どもたちが踊っていました。
3分前後ずつのショーを色々なチームが披露していきます。
この会場はダンスの本番として非常に適しており、子ども達にとって良い場所だと感じました。
3,000人近くの人達に、自分たちの練習の成果を発表できるなんて素晴らしい!
中々ない機会だよね!この中から未来のチアが生まれるかも!
無事、ホーム試合を勝利で終了
あれだけド派手演出で応援されているホーム戦ですので、是が非でも滋賀レイクスターズには勝ってほしいと応援していましたが、無事勝利!
終わってみれば結構な点差がついていました。
それでも試合中はプレイの一つ一つに緊張し、ハラハラしながら見ていました。
最後は全員に挨拶をして回る選手たち。
本当にサービス精神を感じられるスポーツ観戦でした。
バスケ初心者が試合観戦で驚いたこと
われわれはバスケに対する知識がほとんどなく、最近詳しいルールをようやく理解した程度でした。
そんな状態で偶然にも試合観戦に行ったこともあり、色々と驚きと新鮮な体験をすることができました。
こちらでは、そんなバスケ初心者が初めての観戦で驚いたことを記載しておきます。
常に何かしらの音楽が鳴り続けている
試合中、バスケは攻撃と防御がかなりのペースで入れ替わります。
シャトルランをやっているようで本当に大変だと思いましたが、攻撃と防御で音楽が切り替わり続けました。
ホームチームが攻めているときは、「ゴーゴーレイクス!」といった掛け声と共に音楽。
ホームチームが守っているときは、「ディフェンス!」といった掛け声と共に音楽。
静寂の中「キュッキュッ!」「ダムダム!」みたいなイメージを持っていったので、これには驚きました。
見ていて常に楽しい、エンタメ性の高い観戦でした。
フリースロー時のブーイング
選手同士がぶつかり合うことから、結構な頻度でファールによるフリースローの機会がありました。
その時、相手チームのフリースローに対して会場全体から「ブーイング」をかましていました。
これは試合前にも正式にアナウンスされており、バスケ観戦の文化として根付いているようでした。
後で調べてみると賛否両論あるようですが、チームを心から応援している雰囲気を感じます。
それでも、最初聞いたときはびっくりしました。
常に動き続けるチアたち
チームを応援するチアの人達。
試合開始前から試合中、そして試合終わりまで常に動き続けていました。
試合中にタイムが入り一時中断されると、即座にコートに出てきて踊ります。
試合中は攻撃、防御の音楽に合わせて会場を盛り上げ続けます。
一瞬たりとも観客に暇を感じさせない姿勢、本当にびっくりしました。
本当にプロフェッショナルで、チアも含めて一つのチームなんだと思いました!
アウェーチームの圧倒的「アウェー感」
相手チームを全く歓迎しないムードもすごかったです。
本当にホーム戦は文字通り、自分の家で勝負しているような雰囲気。
相手チームの応援席がすぐ側にあり一定数のファンもいましたが、演出が100%ホームチームに振り切っていました。
ホームチームが得点を入れると音楽で全力お祝い。
アウェーチームが得点を入れても、どれだけすごいプレイでも何の音も鳴りません。
この雰囲気を知ると、応援しているチームがアウェー戦をする時ほど、観戦に行きたくなるかもしれないと思いました。
それでも、試合終了時にはお互いを称える拍手も起きていました。
根底には当然、フェアプレイの精神があったよね!
素晴らしい体験になりました
人生初のバスケ観戦、しかも地元の滋賀県チームを応援できて非常にいい経験になりました。
これまでスポーツ観戦は野球くらいしか興味が無く、オリンピックも見ないような生活スタイルでしたが、やっぱり生でみると考え方が変わりました。
これを機に、他のプロスポーツの観戦にも行ってみたいと思います!
今回行った試合は、滋賀レイクスターズが上位リーグから降格する可能性を含んでいたそう。
無事にその危機は乗り越えたということで、今後の動向に期待ですね!
Bリーグ全体のチケット情報については以下サイトをご参考ください。
◆滋賀ダイハツアリーナ地図
また機会があれば観戦に行こうと思います!
そうだね!次回の観戦が楽しみだよ!