九州のお酒といえばやはり焼酎が有名で、日本酒のイメージを持っている人は少ないかもしれません。
しかし2023年現在、日本酒は北は北海道、南は沖縄に至る日本各地で製造されており、地域の特色を活かした製品が販売されていますのです。
それでもなかなか、関西に住んでいる我々にとって九州地方の日本酒は珍しく感じます。
最近になって佐賀県や福岡県の一部蔵元が全国的に有名になりつつありますが、なかなか手に入りにくい銘柄が多い気がします。
そんな中、今回はGWのお土産として大分県の日本酒をいただきましたので紹介します!
これが思った以上に美味しく、お気に入りの1つになりました!
そうだね!甘いだけじゃない複雑な味わいが魅力的だったね!
一合瓶をいただきました!
今回いただいた日本酒は大分県にある倉光酒造さんの「由布のしづく」です。
後ろに薄っすらと映っているカツオのたたきと合わせてみました!
何に合わせるか迷いましたが、カツオのたたきは大正解でした!
熊本国税局の酒類鑑評会にて、度々受賞されているようです。
ネットで調べてみても情報が少なく、ほとんど前情報が無い状態で挑みます。
裏ラベル
裏ラベルはスペックが記載されています。
無濾過の大吟醸ということですが、原材料名に醸造アルコールの記載は無し。
特定名称酒は下のスペックであれば名乗ってもいいルールがあるようですが、純米大吟醸を大吟醸と名乗るパターンは初めて見た気がします。
純米とは思えないほどキレがあるということでしょうか。
外観
外観は薄っすらとグリーン掛かった、透明感あふれる雰囲気。
グリーンは熟成されていない、若い日本酒によく見られる色ですのでフレッシュな味わいなのかと予想。
華やかでありながら食事を邪魔しないお酒
香りの第一印象は「フルーティーな華やかさ」!
何も知らずに飲んだとしたら、東北などの冷涼な地域で造られた吟醸酒かな?と感じるかもしれません。
吟醸香は決して派手ではないのですが、確実にその華やかさを主張してきます。
その一方で米由来の穀物感も薄っすらとあり、複雑な香りを形成しています。
酵母の記載がないのですが、香り酵母特有の苦味はあまり感じませんでした。(自信はないですが。)使用酵母だけ少し気になりますね。
意外と切れのある後味が食事にマッチする!
口に含んだ瞬間にどっしりとした甘みが広がります。
40%も磨いているにも関わらず、意外と厚みのある味わいに驚きます。
この味わいは無濾過だからかもしれません。
その後、はっきりとした酸味が広がりスパッとキレていきます。
アル添していると言われても、不思議ではないほどの後味の良さ。びっくりです!
フルーティーなお酒によくある、ダラッと口に残る甘ったるさが無く、入り口は甘いながらも出口はシャープという非常に面白い味わいです。
今回は一合瓶ということで、冷酒で一気に飲んでしまいましたが他の温度帯でも楽しんでみたいお酒ですね!
日本酒に慣れていない人も好きになれると思います。
ラベル情報
- 醸造元:倉光酒造合名会社
- 蔵元所在地:大分県大分市
- 仕込み水:不明
- 使用米:国産山田錦
- 麹米:国産山田錦
- 精米歩合:40%
- 特定名称:大吟醸
- アルコール度数:17度
- 製造年月:2023年5月4日
良いお酒に出会えて感謝です!
ホントだね!くれた人にお礼言っとくね!