日本酒

【伏見見学記】月桂冠大倉記念館は日本酒好き必見のおすすめスポット!

伏見の月桂冠は全日本酒メーカーの売上ランキングにおいて第2位という、日本を代表する酒蔵です。

蔵見学は平日限定の事前予約制ですので、参加へのハードルは少し上がるかもしませんが、それとは別に専門の記念館が存在しています。

初めて訪れたのですが、もっと早く行っていればよかったと思うほど、見ごたえのある素晴らしい施設でしたので紹介します!

月桂冠がここまでなぜ成長したのかだけでなく、近代日本酒の成り立ちについて理解できます。

最後にはここだけでしか飲めない銘柄の試飲もあり、本当に楽しめる場所でした!

本記事では大倉記念館のざっくりした説明をさせていただきます。

伏見を訪れた際にはぜひ足を運んでほしい、日本酒好きにはおすすめの名スポットでした!

月桂冠大倉記念館

歴史ある伏見の町並みに馴染んだこの建物が、「月桂冠大倉記念館」です。

控えめな杉玉がなんとも京都らしいですね!

近代化産業遺産に指定されているようです。

建物自体は1909年に建造された酒蔵を活用されています。

訪れた日は日曜日だったこともあり、混雑緩和のため整理券の配布がされていました。

一瞬、「かなり待つのかな?」と思いましたが、15分程度でしたので安心しました。

館内には無料で入れる売店もありますので、そちらで待っていることにしました!

エントランスは当時の風景を感じられる品々の展示もされており、待ち時間も楽しめます。

この場所は当時の帳場を再現しているようでした!

気軽に立ち寄れる売店は充実の品ぞろえ

売店の丈夫に掛けられていた扁額は、豊道春海(ぶんどうしゅんかい)という書家によるのもでした。

昭和31年に東京の特約店より寄贈されたということで、かなり歴史のある品のようです。

月桂冠の商品がズラリと並んでいます!

最近はノンアルコールの日本酒も販売されているのですね!

お酒だけではなくスイーツ関連の商品もありますので、伏見土産としても十分に利用できそうです。

現在の流行に対応するように、フルーティーを全面に押し出したシリーズも展開されています。

以下の記事で「THE SHOT」の本醸造の感想を記載しますので、よければ合わせてご覧ください!

奈良漬けの販売もありました。

月桂冠の酒粕を利用しているのでしょうか?

お酒、食べ物だけではなくグッズの販売もありました!

限定品もあり!

大倉記念館の限定商品もありました。

この銘柄が当時の鉄道省に採用されたことで、月桂冠の名は全国に広がることになったのです。

昔はネットもなく人の行き来と口コミが重要だったことから、交通網と含めた認知度アップは納得ですね。

鉄道で飲むことを考えられており、キャップがそのままお猪口になる工夫がされています!

今でも新幹線などで似たような商品がありますが、月桂冠が元祖だったのですね。

大倉記念館へ入館

商品を見ていればあっという間に順番が回ってきました。

受付でチケットを購入します。

試飲ができる3枚のコインと一緒に、専用のお猪口もいただけました。

こちらは記念品として持ち帰れますので、宅飲みの時に役立ちそうです。

古い時代の広告看板があります。

先程のレトロボトルも描かれていますね!

入場するとすぐに、月桂冠に関するビデオ上映がされていました。

5分ほどのビデオが上映されており、日本酒づくりの概要と月桂冠のこだわりを勉強できます。

英語字幕もついていますので、海外のお客様が熱心に視聴されていました。

上映スペースには展示物もされており、江戸時代の銚子や徳利の数々が!

現在では徳利にその役割を譲ってしまった銚子や、囲炉裏に直接入れてお燗にする鳩徳利など珍しいものがみれます。

酒器や陶器の世界も奥深くて面白いですね!

月桂冠が現在の姿になるまで

展示館では月桂冠の成り立ちから、現在の姿に至るまでを数多くの展示を元に知ることができます。

明治期は日本酒造りの技術が飛躍的に向上した時期です。

時代の潮流に乗り、月桂冠は数々の画期的な開発を進めていったようです。

月桂冠はもともと「玉泉」という銘柄で、1637年に創業されてそうです。

経営は順風満帆とはいかなかったようで、苦労しながら酒造りを続けていたといいます。

そんな中、鳥羽伏見の戦いが勃発し伏見の酒蔵や住宅の多くが被災しました。

しかし、月桂冠は奇跡的に戦火を逃れたことで、現在にも姿を残すことになったのです。

そして、11代目となる大倉恒吉という人物が圧倒的な商才によって時代の潮流を掴み、全国的に名前の知られる酒蔵へと一気に進化することになったのです。

鉄道とともに、全国各地へ月桂冠の名前を広げることになったレトロボトル。

当時としてはかなり画期的な1本だったはずです!

月桂冠という名称をPRするための宣伝も残っています。

当時の日本酒としては珍しい、洋風のラベルも造らています。

この流れはワインを思わす銘柄の登場など、現在にも通じるところがありますね。

戊辰戦争に関連する展示もあり

大倉記念館では月桂冠や日本酒に関する展示だけではなく、戊辰戦争の一つである「鳥羽伏見の戦い」に関する資料もありました。

伏見の酒蔵を語る上で、避けては通れない出来事だったのでしょう。

歴史的な展示としても興味深く回れるはずです!

昔の酒造りの道具が間近で見れる!

月桂冠に関する展示の後は、酒造りに使われていた道具の展示に移ります。

普段見られない酒米の稲や、精米歩合毎に分けられた酒米を間近で見れます。

道具を見ることで、当時の酒造りの大変さがより実感できます。

醪(もろみ)造りに使用する容器は2m近くもある高さ!

現在使われている琺瑯タンクも大きいですが、木製だと迫力がありますね。

見上げるくらいの大きさだとは知りませんでした!

絞りに使われていた酒槽ですね。

先にぶら下げた石の重みで、醪と液体を分離します。

現在は機械で絞られることが一般的ですが、ごく一部の蔵では未だに展示されているような道具を利用して絞っている場所もあります。

袋に入れた醪をかさね、重みをかけて搾っていくわけです!

とんでもなく重労働だったことが分かりますね。

絞られた清酒は最終的に、この瓶に入れられていたようです。

当時の酒造りの大変さがよく分かる、見ごたえのある展示でした!

展示室の外には開けたスペースがあり、記念撮影なども出来るようでした。

桜の木も植えられていて、良い雰囲気の場所です。

3種類の試飲が可能

一通りの展示を見終わったら、受付でもらったコイン1枚で1杯の試飲ができます!

選べる種類は沢山あるので、迷ってしまいます。

やっぱりこの試飲がメイン!沢山の人で賑わっていました。

選んだ銘柄の販売機にコインを投入します!

ボタンを押したら、適量がお猪口に注がれます!

試飲会場の外には地下水かと思われるお水が流れていますので、そちらでおちょこを洗ったり、和らぎ水として飲んだりできます。

伏見らしい、サラサラとした綺麗なお水です!

レトロラベルを試飲でいただきましたが、当時の味を再現しているのか甘めの酒質でした。

説明を見てみると四段仕込みということで、少し珍しい造り方をされているよう。

鉄道とともに広がった当時の月桂冠を思いながら飲むと、一層美味しく感じられますね!

月桂冠 大倉記念館 基本情報

大倉記念館は連休などの場合、すぐに入れない可能性があります!

予約は不要ですが、念の為前後のスケジュールに少し余裕を持って訪れることをおすすめします。

日本酒好きにはもちろん、そうでない人でも楽しめる施設です!

ぜひ伏見に行った際は足を運んでみることをおすすめします。

  • 住所:〒612-8660 京都府京都市伏見区南浜町247
  • 電話番号:075-623-2056
  • 営業時間:9:30〜16:30
  • 休館日:お盆、年末年始、その他臨時休館日
  • 見学所要時間:90分前後

◆周辺地図

600円以上の価値があったと思うよ!

本当に見応え抜群だった!行けて良かったね!